電気自動車リーフの電気工事当日

リーフに乗るなら、自宅で充電したいですね。
ですが、外壁に取り付けられてコンセントはほとんどの場合使えません。電気自動車充電のための電気工事レポート!

リーフじゃなく、ノートにすれば良かった

「リーフじゃなく、ノートにすれば良かった……」
工事の調査中、嫁さんがそうつぶやいた。

前回の電気自動車用の電気工事の事前確認から、
約1週間、2018年11月16日。電気工事の日。

充電ケーブルの確認後、2日ほどで電気工事の会社から連絡があり、
1週間後に電気工事を行うことになった。

工事は、金曜日の朝9時から開始。
事前の電話では、工事の調査をして、それで承諾いただけましたらその日
工事をさせていただいて良いでしょうか?という電話の内容だった。

ピンポーン!
朝9時に、家のチャイムが鳴った。
ちょうど、こちらの家の掃除も一通り終わった頃だった。

実は、この電気工事を自分の都合の良いように考えていた。
それの理由はこうだ。

うちの家には、外の外壁にコンセントがついていた。
リーフを停める後ろの方の壁に、コンセントがついていたから、
それを200Vに変換してもらえれば、大きな工事なんてしなくて済むんじゃか
そう思っていた。

家の外陰の100Vコンセント

その理由は、以前エアコンを買い換えた時に、少し大型のエアコンにしてしまって、
工事の人が200Vに変換しないとダメですね……と言ったので、
「じゃあ、お願いします」ということになったが、エアコンの200V工事はあっという間に
終わった。その時の印象が「全然、たいしたことないや」だったから。

今回も、そのつもりで外壁についているコンセントの小口を
200V用に変換するだけで、できるんじゃないか
と思っていたし、
事前に外壁のコンセプトを調べてみてると、
普通のコンセプトの小口とは別に、3つ穴の小口もついていた。
「ラッキー、これなら、分電盤を少し触るだけでいけるんじゃない」
僕は、思っていた。

しかし、その妄想は、1分ほどで、崩れ去った……。

既存のコンセントはほぼ使えない!

簡単に聞いたこと説明を書くと、

  1. 外壁についているコンセントは、他の部屋のコンセントとも共有になっていて、
    200Vに変換するその共有しているコンセントで使っている電気製品は壊れてしまう。
  2. 電気自動車の200Vは、通常のケーブルよりも太いものを使っているので、今あるケーブルに200Vを流すようにすると火災などになる可能性もあり責任が取れない。

まとめると、今あるコンセントをそのまま200Vに変換すると家事になるかもしれないし、使えないと言われたのだ……

「うわっ、マジか……」
ハウスメーカーに連絡しようと思ったけど、経験上90%は新たに配線工事をしないと無理なのだそうだ。

「おおっ……困った……オマイガ」
家に穴を開けたり、モールが家の中や外に這い回ったり、変な場所にコンセントが着いたりするのを想像していた。

とえあえず、配線工事がちゃんとできるかどうかもあるので、先に調査をさせてほしいという要望だったので、最悪工事をしないという選択もあると思って、調査をお願いすることにした。

電気工事が難しい積水ハウスの家

しかし、我が家はどうも工事が難しいらしい。
分電盤がキッチンにあり、駐車場までの距離が遠く、家の構造が複雑、点検窓が少ない、1階と2階との隙間が15cmほどしかないという悪条件が重なっているらしい……。

その調査をしている時の嫁さんのセリフが「リーフじゃなく、ノートにすれば良かった……」だった。

工事会社は、出来るだけ家に穴を開けず、モールも這わさず工事をする方針のようだが、作業する2人の会話が困った様子の会話ばっかりだったので、結構心配になった。

この電気工事には、通常の工事の他に、外壁についてる電気メータから直接200Vの線を引き、横に大きめ(40cm各)ほどのボックスをつけ、そこから配線するという工事の方法もあるらしい。

その工事は、日産の担当の営業さんが自宅でされていた工事らしい。大きなボックスの写真を見せて貰って、「こんな工事しないといけないんですか?」って驚いていた。

ちなみにこの工事をする方が、工事会社の方は、楽なそうですが、費用は35000円ほどアップするそうです。また、工事日も後日になるそうです。

その時は、うちは2年前くらいなので、今は違うのかもしれませんという返事で、実際の工事のこうとはよくわからなかった。営業の担当者は、電気工事のことは、業者に任せているのでそちらと相談してくださいという感じだったので、正直もっとはじめに確認しておけば良かったと思った。

なので、この記事をこれから日産リーフを買う方の参考になればと思います。

通気口から配線を出す電気工事
通気口から配線を出す電気工事の完了写真

電気自動車用200Vコンセント
電気自動車用200Vコンセント写真

電気自動車用ブレーカーを追加で設置(左)
電気自動車用ブレーカーを追加で設置(左)

無事、充電用電気工事終了!

結果から言うと、無事に電気工事は終わりました。
嫁さんも「ちゃんと終わったので、もうどうでもいい」とニッコリ。

いろいろ想定外のことはたくさんありました。
想定外のことをまとめるとこんなことです。

  1. リーフ専用の分電盤をとりつけることになった。(写真付)
  2. 家の配線がややこしいので、天井と壁に一部穴を開けることになった。
    その穴は、リーフ専用の分電盤で隠すことで回避された。
  3. キッチンの分電盤から一番近い点検穴があったのが、お風呂場だった。
    お風呂場は関係ないと思って、掃除してなかった。
  4. キッチンとお風呂場の中間点にケーブルを通すのに、ダウンライト用の取り付け穴が役立った。この穴がなかったら、通常工事はダメだったと思う。
  5. 200Vの工事は、IHクッキングの工事と同じくらい結構大変。
  6. 200V用のケーブルだけではなく、アースも一緒にないとリーフは充電ができないらしい。そのため、200Vコードとアースの2本を一緒に通す工事だった。
  7. うちの場合、アースの測定数値が500オーム(?)以下でないといけないのに、1000以上だったので、コンセント手前でアースを分岐して土の中に埋め込む作業が必要だった。
  8. 家に穴を開けないように床下にも潜り込んで作業されていた。
  9. コンセントが、通常のコンセントだと思ってたら、EV用でちょっとカッコイイ。(写真付)

朝9時に来ていただいて、工事が終わったのは、12時前でした。
ほんと難しい我が家の工事を丁寧にしていただいて感謝です。
工事中、いろいろ説明もして貰って、段々と安心してお任せしようという気持ちになりました。

終わってみると・・・

実際、工事が終わってみるとなんてことないですが、事前にこんなことがあるんだろうなということが分かっているのと、わかっていないのとでは全然違いますよね。

今回、電気工事をに立ち会って勉強になったのは、分電盤の位置って結構大事だってことでした。これから、予想もしない世界になっていくかもしれないと思うと柔軟に家を改造することを想定して、あとから工事がしやすいように分電盤の位置も考えて取り付けるのが大事だと思いました。

あと、点検穴があとから工事するには、役立つので、見えない部分にでも作っておくと良いと思いました。でないと余計なところにやむを得ず、家に穴を開けることになるかもしれません。

次回、家を建てる時に役立てようと思います。

「日産クレジットカードが届いた」へつづく

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