こんにちは滋賀県に住んでいるエヴァです。
電気自動車EVに乗るなんて、まだまだ早い! 僕もそう思っていました。
それなのに、2018年12月21日、日産の新型リーフ X(10万台記念車:チャイナーブルー)のオーナーになってしまいました(笑
電気自動車は、まだまだ、未知の乗り物だと思います。乗ってみないとわからないし、僕も買って始めてわかったことばかり。
なぜ、リーフを買ってしまったの? 失敗したと思っている? という本音も交え、ここではお伝えしたいと思います。
「次の車は、EVも選択肢のひとつかも」と思っているのでしたら、このホームページはあなたの参考になるかもしれないです。
電気自動車リーフに乗っているからこそわかる実体験をメインに書いていますので、興味があれば、ひきつづきご覧ください。
ほんとは、水色の可愛いクルマに乗りたかった!
リーフに乗る前のことを少し書いてみたいと思います。
今でも、僕がほんとうに乗りたい理想の車というのは、
・フォルクスワーゲン・タイプ2(ワーゲンバス)
・チーズバケット号(アンパンマンに出てくる笑)
です。
ワーゲンバスは、故障や維持のこと、それに嫁さんにも止められているので、なにかと余裕がないと購入するのは難しい車ですね。チーズバケット号いうのは、アンパンマンに出てくる名犬チーズが乗っている車で、アニメで登場するだけなので、売ってもいないですが、ちょ〜乗りたい車です。
この2つの車の共通点は、可愛い車だということ。そう、僕は、可愛い車に乗りたいのです。
そんな可愛い車に乗りたい僕が、なぜ、かっこいい系のリーフに乗っているのというと、リーフが水色だったからなんです。
僕は、リーフの前に、日産のキューブに乗っていました。クルマのカラーは、水色でした。リーフの水色と較べると、とても薄い水色。キューブを選んだ理由、それは水色の色が、とてもキレイだったから(笑
(色だけで車を買う人って、どれくらいいるんでしょうかね)
実は、そのキューブに約15年乗っていました。
15年も乗っていた大きな理由は、次に乗りたい車が全然なかったから。車検が近づくにつれ、新しい車を考えるのですが、乗りたい車が全然なくて、次の車検までこのまま乗ろう。そして、次も。次も。とその繰り返しになっていたんですよね。
でも、電気系統の故障が増えて、いよいよ買い換えを真剣に考えなければいけなくなりました。
理想の車は置いておいて、現実に乗れる車を探すときがやってきたのです。そしてそれが「水色の可愛いクルマ」でした。
現在、日本で走っている車だとスズキのラパンが、もっともイメージに近い車なので、試乗をしました。
奥さんと試乗に行ったのですが、あっさりシートが固いという理由で却下されました。その他にNGになった理由は、やっぱり軽なので小さいすぎるということです。
身長184cmの僕には、いくらなんでも小さいのです……。キューブのトランクに、いつも装備していた釣り用の大きなアイスボックスもラパンには収まらず見送りました。
次に、可愛いと言う理由で、フォルクスワーゲンのビートルが候補に上がりました。日本車にはない特別なデザインは魅力的です。ですが、試乗に行って気づいたんです。
ビートルは、全車2ドアだったんですね……。後部座席もすごく狭く、家族もいることなので、これは不便そう。2ドアの乗り降りの面倒臭さは、以前2ドア車を所有していたので、よく知っています。
それにメガトンパンチのショック! カタログを見ると、ビートルに水色がない! 可愛いを優先するならビートルが最強の候補ですが、水色がない。メタリックカラーしかないのは、どうしたものか……。さすがのビートルもメタリックカラーだと、可愛さが激減です。ビートルも、断念しました。
ちなみにMINIは、可愛いと思えないで候補にも挙がらず。
他にも、ワーゲンのUP!、シトロエン、ホンダのフリード、Nボックス、ダイハツのブーンなどなど……いろいろ見たり、試乗したりしましたが、「これに乗りたい!」というところまでいきません。
さあ、車検の日が1ヵ月前まで近づいてきました。どうしよ……。
乗りたくない車を買ったら、どうなるんだろう?
キューブもそうでしたが、過去のクルマ選びは、「この車に乗りたい!」という一目惚れのような感じで選んでいたことに気づきました。
どのクルマにしようかと日々悩んでいたある日「あれっ、この感じちょっと婚活みたいじゃない」そう思えてきました。
好きな人がいるから結婚したいというよりも、結婚しないといけないから、条件を優先にして、結婚相手を探している婚活をしている人みたいと。クルマ選びがそんな感じに思えてきたのです。(ちょっと失礼な例えですが)
だったら……、いっそのこと、条件を優先させて、車を選んでみるという選び方はどうなんだろうと。乗りたくない車を条件の善し悪しだけで買ってみる。
そうやって選んだ車を僕は、だんだんと好きになっていくのだろうか……と考えていると、次第にその選び方をしたいと思う自分がいました。そして、僕が出した答えは「日産ノート」。
日産のノートは、2018年一番売れた車です。人気もあり、コスパもいい、安全性能も高い優秀な車でした。色も全然乗りたくない白色をチョイスし、家族に「ノートにしようと思うねん!」と相談したところ、白色はイヤだと反対され、しぶしぶ色は、メタリック系水色にすることに。
いざ、日産の営業さんにアポを入れて、「ノートに決めました!」と言って、カタログを見ながらこの色にしますと言うつもりだったのに、その色の車種だけがカタログから消えてなくなっていた。
「えっ?」「なんで?」数ヶ月前に貰ったカタログにあったメタリック系水色だけ、最新のカタログから消えているではないですか……。あれだけ苦労して決めたのに……。
「倒れそう……」
そんな時に思い出したのが、自宅に送られてきたDMのリーフの試乗キャンペーン。
補助金が40万円出ますって書いてあったので、一度乗るだけ乗ってみるかと、動揺した気持ちのまま、リーフに試乗。
リーフに水色あるやん!
リーフに試乗して、走り出した頃もまださっきの動揺が残っていて、「静かだの」「e-ペダル」だの説明されても全然実感ありませんでした。
滋賀の湖西地区(びわ湖の西側になります)には、以前、有料道路だったけど今は、無料開放している湖西道路というのがあります。その道路もリーフで試乗コースとして走りました。
なんだか僕に営業さんは、いろいろ説明してくれます。ドライバーは何もしないまま、全自動で駐車場に入庫できる機能を見せたかったようで、道の駅のパーキングまで連れて行かれました。
確かに全自動で勝手にリーフが駐車してくれる機能は、はじめて体験したので、「へぇ〜、すごい」って思いましたが、必要かどうかと聞かれると、ちょっと欲しいくらいのレベルです。
道の駅の帰りに、再び無料の湖西道路を走っているときに、はじめて「あれっ、このクルマ。加速良くない? 気のせい?」って、気づきました。
そのあと、オートパイロットの機能も、営業さんが言うから試してみました。「ハンドルから手を離さなければ、前のクルマを自動で追従してくれますよ」っていうので、やってみるとアクセルから足を離しても運転できることがわかりました。ハンドルも勝手にリーフが操作してくれますが、その時は、「へぇ〜、そうなんや」くらいの印象でした。
試乗から帰ると、リーフのカタログを見ながら説明されました。「あっ、リーフに水色あるやん」「チャイナブルー? どんな色?」やはり、機能あれこれより、色のことが気になります。(なぜ、クルマって販売店に、色見本がないのでしょう? 高価な買い物なのに)
それで、カタログに水色が載っていたリーフが選択肢として上がりました。
人とは違うを選択したかった
僕は、なぜ、そこまで水色を気にしているのでしょうか。考えてみました。
僕は、ホームページや印刷物のデザインをする仕事をしてたりします。職業病なんでしょうか、良く言えば、見た目を重視している。悪く言えば、見た目にとらわれすぎているようです。その根っこは、「人と同じがイヤ」ということらしい。
他と同じでない新しいものを作るのがデザイナーなので、仕事では良いのかもしれませんが、たかだか、クルマの色選びです。白や黒、シルバーといった最も多い色のクルマに自分が乗っているのを想像だけで、苦痛に感じてしまうのです。
「人と違う色で、もっと目立ちたい!」それが水色を選ぼうとしている本音だと思いました。人と違う色を選ぶことで、自分の存在をアピールしたいんですねきっと。
そう言えば、今一番多く使われているスマホは、AppleのiPhoneですが、僕は、はじめて日本でiPhoneが発売された日、ソフトバンクのお店に並んで購入しています。
任天堂のWiiやSwitchも発売日に手に入れています。「新し物好き」と言えばそれまでですが、僕の場合は、人と違うものを所有することで、自分の存在を認めてほしいという欲求なんでしょう。
今回、リーフを購入するための決め手のひとつがそれにピタッとはまったのだと思います。電気自動車は、人と違う(書いていて気づいた次第です……笑)
可愛いを手に入れようとしたけど、出来なかった。だから、それとは異なる「人とは違うクルマ」にリーフの存在価値を求めたのだと思います。
その上、リーフなら同時に水色も手に入ったのです。
でも、電気自動車は不安が大きすぎ!
これまで、「人とは違う」を好んで選んできた僕ですが、ただ、電気自動車の場合は、未知数が大きすぎて不安です。価格も高い買い物なので、リスクも高いということになります。
その不安を越えさせてしまったのが、ネットの記事でした。
まず、調べたのは、大事な色の水色について。チャイナブルーってどんな色?グーグルの画像検索で出てきた色は、意外にもキレイな水色。「えっ、いいやん」と気持ち上昇。
最近、どのメーカーのクルマを調べても、メタリック系の色が主流な中、リーフの水色は、ソリッドな水色だったんですよ。チャイナーブルーという水色は、以前の日産のマーチにも使われていた水色だと検索しているとわかりました。「あの水色ならいい!」とリーフ購入に一歩近づいたわけです。
それから、日産のホームページに、リーフのオーナーの記事がいくつか載ってので、読みあさりました。そこで興味を持ったのが、「リーフは、加速が良いこと」「オートパイロットが便利なこと」「充電は計画的にするとなんとかなる」でした。
特に「オートパイロットが便利なこと」が、どのオーナーさんも共通で話されていたので気になりました。というのも、最近、年齢のせいか長時間運転をすると、膝に負担が掛かっているなぁと実感していたのです。
昨年の春、1泊2日で鳥取に旅行に行った時、運転の時間がとても長かったのですが、旅行から帰った翌日から暫くの間、膝がなんかおかしい……っていう症状を感じていたのです。
運転していると休憩する時間以外は、ずっとアクセルを踏んでいなくちゃいけないわけで、これは当たり前のことですが、同じ姿勢をキープしていることや、右足だけアクセルを踏むために、ずっと力を入れている状態って、きっと良くないんだろうなぁと思っていました。
膝の負担を和らげることができるオートパイロット機能は、これからの身体のことを考えると魅力的に見えたのです。実際、試乗の時、オートパイロット運転だと運転中アクセルから足を外してもリーフが自動で制御してくれましたし、高速を走っている時に有効だろうって営業さんも言ってました。
リーフは、加速がいい!とうのも、僕の気のせいではなく、ほんとうだったんですよね。加速の良さはベタ褒めされている人も多いです。現に、僕もリーフに乗り始めてからこの加速の気持ち良さを体験したら、もうガソリン車に戻りたくないと思っている程です。
あとは、充電問題。営業さん曰く、「30分で、70%まで急速充電で回復できます」と言ってたので、それなら大丈夫だろうと思っていました。
オーナーさんの記事にも、初期型リーフに6年間乗っている人もいましたし、出掛ける前に充電スポットを予め調べておくと旅行でも大丈夫ということが書かれていたので、「まあ、なんとかなるか」みたな気持ちになってしまいました。
ただ、30分で70%回復は、営業トークだったと思います。僕の場合、30分の急速充電だと25%回復が平均的な数字です。
最後は、不安よりもワクワクを選んじゃいました
記事には、アンケート結果も載っていて、充電が心配で心配で、旅行が楽しくなかったという人もいました。実際、僕も今リーフに乗ってから、ガソリン車に乗っている時よりもずっと、バッテリーの残量のことは気になっています。
ガソリン車に乗っていた時は、ガソリンがなくなるギリギリまで給油しないのが普通でしたが、今は、残り50%でも気になってしまいます(笑
昔、こんなCMがありました。ウイスキーのCMでしたが飲んだ量が半分の瓶に、もう半分、まだ半分というコピーが入っていたと思います。もう半分と思うか、まだ半分と思うかは、その人次第ですね。
すごく心配性の人は、まだ電気自動車を購入するのは、早いと思います。もっと、環境が整ってからにしましょう。
でも、僕は、もうガソリン車に戻りたくないと思うくらい、電気自動車の運転が楽しいです。すみませんが、これは実際に体感していただかないとわからないと思います。なるべく、試乗は一泊二日など長時間乗ってください。
電気自動車リーフを買った後悔はありません。それは、充電の心配よりも、楽しさの方が勝っているからです。
細かいことを言えばいろいろありますよ。
充電している30分の間、何をしようかと考えないといけないですし、旅行だと到着する時間が遅くなるでしょう。充電しに行ったら、すでに充電中で、充電できずに戻ってきたとか……。
これらを「楽しむ」に変換することができるかどうかは、気持ちの問題です。
「いろいろな悪条件も楽しめる自分であれ!」というのをリーフに試されているそんな気持ちで、リーフと今付き合っています。
人より未来感を先に体験するのは、悪くはないですよ。
このホームページには、たくさんの電気自動車の記事を追加する予定ですので、参考にしてください。
長文、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
エヴァ 2019年2月20日
これからEVを購入しようと思っている方の質問や、自分もリーフのオーナーなので共感できたなど、ご感想頂ければうれしいです。お待ちしています。
↓
「オーナの本音、電気自動車リーフを買ってわかった!メリットとデメリット比較」も良かったらご覧ください。
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